寒さ対策 省エネ・節電 一部屋断熱

曽於市の気候でも住宅が寒いのはなぜ?我慢の前に見る3条件

曽於市の気候でも住宅が寒いのはなぜ?

曽於市は雪が積もる地域ではありません。それでも冬になると、家の中で厚着をして過ごす。この「気候のわりに家が寒い」という感覚は、当社にご相談いただく方の多くが口にされます。

気候と住まいの寒さは、直接つながっているようで少しずれています。そのずれがどこから来るのかを、住まいの側から整理します。

作成者 米満 大晃(米満建設株式会社 代表取締役/屋号「まどまも本舗」) 会社情報

作成日 2026年8月30日 最終更新日 2026年8月30日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

気候が穏やかなのに、家の中が寒いのはなぜですか?

外の気温と室内の快適さは別の話だからです。住まいの役割は外気を防ぐことだけでなく、暖房で作った熱を室内に留めることでもあります。留める力が弱ければ、外が厳しくなくても室温は下がります。

気候の条件と住まい側の条件を分け、住まい側だけが変えられることを示す図 図1 「気候」と「住まい」で分けて考える 気候の条件(変えられない) 住まいの条件(変えられる) 朝晩の冷え込み 日射の入り方 季節ごとの気温差 風の通り方 窓のガラスとサッシ 隙間風の通り道 床下・天井裏の気流 断熱材と下地の状態 同じ地域の同じ町内でも家ごとに寒さが違うのは、右側が家ごとに違うからです。 出典:まどまも本舗 現地調査での確認内容(2026年8月21日確認)

厳しくない地域ほど、対策が後回しになる

寒冷地であれば、住まいの断熱は最初から検討事項に入ります。一方で曽於市のように我慢できてしまう気候では、厚着をする、その部屋を使わない、といった生活側の工夫で吸収されがちです。それ自体は悪いことではありませんが、毎年同じ我慢を繰り返すことになります。

窓の仕様は、家ごとに違う

築年数の近い家でも、窓の仕様は一軒ずつ違います。ガラスが1枚か2枚か、サッシがアルミか樹脂か。増改築を重ねた家では、継ぎ目に空気の通り道が残っていることもあります。まどまも本舗が総合建設として建物の構造から確認しているのは、この一軒ごとの違いを図面ではなく現物で見るためです。

出典:まどまも本舗 創業75年、総合建設で培った「技術力」(建物の癖に合わせた施工・2026年8月21日確認)

住まいの寒さは、生活のどこに出ますか?

数字より先に、生活の仕方に出ます。使う部屋が減り、暖房をつけている時間が延び、寒い場所を通る回数を減らす習慣ができていきます。

住まいの寒さのセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください(6項目)

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個住まいとして大きく困っている状態ではなさそうです。窓の仕様だけ確認しておくと将来の判断が早くなります。
2〜3個特定の部屋に寒さが集中している可能性があります。その部屋の窓から検討すると範囲を絞れます。
4個以上住まい全体で熱が逃げている可能性があります。窓に加えて床下や天井裏を含む現地調査をおすすめします。

冬のあいだだけ、家が狭くなる

寒い部屋を避ける生活が続くと、住まいの使える面積が季節によって縮みます。和室が物置のようになる、子どもが自室で勉強しなくなる、来客を通す部屋が限られる。どの部屋を取り戻したいかで工事の範囲を決めると、費用の判断もしやすくなります。

出典:チェック項目は、まどまも本舗にお寄せいただくご相談内容をもとに作成しています(2026年8月21日確認)。

何から始めると、無理がありませんか?

困っている部屋の窓からです。内窓の設置は今ある窓の内側に取り付けるため壁を壊さず、1窓あたり最短30分、大きく複雑な窓でも1時間程度で終わります。

困っている部屋を決め、窓の仕様を確認し、範囲を決めて工事するまでの流れを4段階で示す図 図2 無理のない進め方の順序 STEP 1 部屋を決める 冬につらい部屋 を1つ挙げる STEP 2 窓を見る ガラスが1枚か 2枚かを確認 STEP 3 範囲を決める 窓だけか 部屋単位か STEP 4 工事 1窓30分〜 部屋なら1〜3日 家全体を一度に決めなくても、この順で進められます。 出典:まどまも本舗 各サービスページ・相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)
進め方 向いている状況 工事の目安
内窓(二重窓)設置窓からの冷えと結露が中心1窓 最短30分〜1時間
一部屋断熱床や壁からの冷えも感じる最短1日〜3日
まるごと断熱家中どこでも寒さを感じる住まいの状況により変動

費用を抑える制度はありますか?

窓の断熱改修には国の「先進的窓リノベ2026事業」が使えます。戸建住宅の内窓なら、大きいサイズで性能区分P(SS)89,000円、S 52,000円が1製品あたりの補助額です。

内窓設置の補助額が窓の性能区分により89,000円と52,000円に分かれることを示す図 図3 内窓1製品あたりの補助額(戸建住宅・大サイズの場合) P(SS)/Uw 1.1以下 89,000円 S/Uw 1.5以下 52,000円 サイズは大(2.8㎡以上4.0㎡未満)の場合です。 低層・中高層集合住宅は別の金額が定められています。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト 対象工事の詳細【内窓設置】(2026年8月25日確認)
窓の性能区分(Uw) サイズと補助額(戸建住宅・1製品あたり)
P(SS)/1.1以下特大 140,000円/大 89,000円中 58,000円/小 36,000円
S/1.5以下特大 76,000円/大 52,000円中 34,000円/小 22,000円

金額は1製品あたりの定額で、窓の性能区分とサイズ、建物の種類で決まります。性能区分は製品ごとにメーカーが発行する性能証明書に記載されているため、カタログの見た目では判断できません。また2026年度の内窓設置はP(SS)とSの2区分で、それ以外の性能の製品はこの事業の対象になりません。

窓の数と大きさで合計は変わります。また1申請あたりの合計補助額が5万円以上という条件があるため、小さな窓を1か所だけでは届かないことがあります。どこまでをまとめると条件を満たせるのかは、見積りの段階で整理してお伝えします。

項目 内容 確認先
制度名断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付期間申請受付開始〜遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)公式サイト(申請手続きの詳細)
交付申請の時期工事の完了・引渡し後同上
交付申請の予約任意。行う場合の時期は「対象製品(製品型番)が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで同上
申請方法事務局に登録された事業者を通じて申請(工事発注者は自ら申請できない)同上
対象外になる工事先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算第2号)・2024事業・2025事業で補助を受けた開口部公式サイト(事業概要)

公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合が毎日更新で掲載されています。2026年8月24日0時時点で19%でした(事業全体の予算は1,125億円)。予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。検討中の方は、着工前に最新の消化率をご確認ください。

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年8月25日時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。なお、交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きで、交付申請の予約は任意です(行う場合も、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降の手続きになります)。

秋のうちに動くと選択肢が広い

冬に入ってから相談が増えるのは、寒さを実感してからだからです。ただ、製品の選定や補助金の条件確認には時間がかかります。秋のうちに現地調査だけ済ませておくと、工事の時期や範囲を落ち着いて選べます。見積りを取った時点で決める必要はありませんので、判断材料を先に揃えておくという使い方もできます。

曽於市の気候と住まいについて、よくいただくご質問は?

南九州でも住宅の断熱は必要ですか?
断熱は寒冷地のためだけの工事ではありません。室内で使った冷暖房の熱を外へ逃がさない働きは、気候の穏やかな地域でも同じように効きます。

古い家ほど寒いのは仕方ないのでしょうか?
築年数そのものより、今ついている窓の仕様と隙間の状態が影響します。同じ築年数でも、窓がガラス1枚かどうかで体感は変わります。

曽於市は雪が少ないので、工事の時期は選びませんか?
内窓の設置は室内側の工事なので、天候の影響を受けにくい工事です。ただし冬本番は依頼が増えるため、秋のうちに相談される方が多くなります。

家全体をやらないと効果が出ませんか?
そうとは限りません。長く過ごす部屋に絞って断熱すると、その部屋にいるあいだの体感は先に変わります。

どこに相談すればよいか分かりません。
まどまも本舗は曽於市財部町に事務所があります。まずは困っている部屋を教えていただければ、現地で確認してご説明します。

冬が来る前に、何を見ておけばよいですか?

冬につらかった部屋を1つ思い出してください。その部屋の窓のガラスが1枚か2枚かを確かめ、結露が出ていたかどうかも思い出しておきます。この3点で、相談の入り口としては十分です。

取り戻したい部屋が決まっているなら、そこから相談できます

現地調査で窓の仕様と住まいの弱点を確認し、優先順位を整理したお見積りをお出しします。ご相談の段階でお決めいただく必要はありません。

無料お見積り・お問い合わせ

お電話は 0986-72-1500(9:00-17:00)、LINEからのお見積りも受け付けています。

この記事に関連するページ

今すぐチェックしたい!お役立ち情報