寒さ対策 窓交換(カバー工法) まるごと断熱

築40年の木造が寒いのは年数のせい?先に確認したい4条件

築40年の木造が寒いのは年数のせい?

築40年の木造住宅。冬になると、暖房をつけても家じゅうが暖まらない。こうしたご相談をいただくと、まず「築年数のせいではないかもしれません」とお伝えしています。

寒さを決めているのは年数そのものではなく、今その家に付いているものと、見えない場所の状態です。

作成者 米満 大晃(米満建設株式会社 代表取締役/屋号「まどまも本舗」) 会社情報

作成日 2026年9月09日 最終更新日 2026年9月09日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

築40年の家が寒いのは、年数のせいですか?

年数は目安にはなりますが、決め手ではありません。同じ築40年でも、途中で窓を替えているか、増改築をしているかで住まいの状態は大きく変わります。

築年数から推測できることと、家ごとに確認が必要なことを対比して示す図 図1 年数で決まること、決まらないこと 年数から推測できる 確認しないと分からない 建てられた当時の一般的な仕様 設備の更新時期の目安 経年による傷みの可能性 あくまで推測にとどまる 今ついている窓の仕様 途中でサッシを替えたか 増改築の継ぎ目の状態 床下・天井裏の気流 寒さを決めているのは右側です。ここは現物を見ないと分かりません。 出典:まどまも本舗 現地調査での確認内容(2026年8月21日確認)

窓を替えている家と、そのままの家

築40年のあいだに窓を交換している家では、サッシが樹脂製やアルミ樹脂複合製になっていることがあります。一方、建てたときのままの家では、アルミサッシに1枚ガラスという組み合わせが残っています。この違いは、同じ築年数の家でも体感として大きく出ます。

増改築の継ぎ目は、外からは見えない

増築や改修を重ねた家では、継ぎ目の部分に空気の通り道が残ることがあります。壁の中や床下は完成後に見えないため、住んでいる方が気づくことはほとんどありません。まどまも本舗が総合建設として建物の構造から確認しているのは、築年数や建て方による「家の癖」を把握するためです。図面だけでは分からない歪みや隠れた隙間も、現物で見ます。

出典:まどまも本舗 創業75年、総合建設で培った「技術力」/相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)

築古の家は、どこから手を入れますか?

窓からです。壁を壊さずに進められ、1窓あたり最短30分、大きく複雑な窓でも1時間程度で終わります。築年数が経った住宅ほど、この「壁を壊さない」という点が効いてきます。

築古住宅のセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください(6項目)

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個窓の状態は保たれているようです。内窓を足す方法から検討できます。
3〜4個サッシの傷みが出ています。内窓と窓交換の両方を見比べる段階です。
5個以上枠ごと新しくするカバー工法や、下地からの処理が必要になる可能性があります。現地調査をおすすめします。
窓の仕様、枠と下地、増改築の継ぎ目、床下天井裏の順に確認する流れを示す図 図2 築古住宅で確認する順序 STEP 1 窓の仕様 ガラスとサッシ の種類 STEP 2 枠と下地 取り付けられる 状態か STEP 3 継ぎ目 増改築部分の 取り合い STEP 4 床下・天井裏 気流の通り道 が残っていないか 築年数が経つほど、後ろの2つを見る意味が大きくなります。 出典:まどまも本舗 相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)
進め方 向いている状況 工事の目安
内窓(二重窓)設置窓の状態は保たれている1窓 最短30分〜1時間
カバー工法・窓交換サッシが古く開閉も重い数時間〜1日
一部屋断熱床や壁からの冷えもある最短1日〜3日
まるごと断熱家全体を作り替えたい住まいの状況により変動

範囲は生活のつらさで決める

家じゅうの窓を一度に工事する必要はありません。今年は寝室、来年はリビングという進め方もできます。ただし補助金には1申請あたり合計5万円以上という条件があるため、窓の数が少ないと1回の申請では届かないことがあります。どこまでをひとまとめにすると条件を満たせるのかは、窓の大きさと性能区分によって変わりますので、見積りの段階で整理してお伝えします。まどまも本舗のお見積りは、なぜその費用が必要で、どこを削ると効果が薄れるのかを説明したうえでお出ししています。

補助金は築古住宅でも使えますか?

使えます。先進的窓リノベ2026事業は既存住宅の開口部の断熱改修が対象で、築年数による制限は設けられていません。戸建住宅の内窓なら、大きいサイズでP(SS)89,000円、S 52,000円です。

内窓設置の補助額が性能区分により89,000円と52,000円に分かれることを示す図 図3 内窓1製品あたりの補助額(戸建住宅・大サイズ) P(SS)/Uw 1.1以下 89,000円 S/Uw 1.5以下 52,000円 性能が高いほど補助額は上がります。本体価格との差し引きで選びます。 低層・中高層集合住宅は別の金額が定められています。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト 対象工事の詳細【内窓設置】(2026年8月25日確認)
窓の性能区分(Uw) サイズと補助額(戸建住宅・1製品あたり)
P(SS)/1.1以下特大 140,000円/大 89,000円中 58,000円/小 36,000円
S/1.5以下特大 76,000円/大 52,000円中 34,000円/小 22,000円

金額は1製品あたりの定額で、窓の性能区分とサイズ、建物の種類で決まります。性能区分は製品ごとにメーカーが発行する性能証明書に記載されているため、カタログの見た目では判断できません。また2026年度の内窓設置はP(SS)とSの2区分で、それ以外の性能の製品はこの事業の対象になりません。

項目 内容 確認先
制度名断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付期間申請受付開始〜遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)公式サイト(申請手続きの詳細)
交付申請の時期工事の完了・引渡し後同上
交付申請の予約任意。行う場合の時期は「対象製品(製品型番)が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで同上
申請方法事務局に登録された事業者を通じて申請(工事発注者は自ら申請できない)同上
対象外になる工事先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算第2号)・2024事業・2025事業で補助を受けた開口部公式サイト(事業概要)

公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合が毎日更新で掲載されています。2026年8月24日0時時点で19%でした(事業全体の予算は1,125億円)。予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。検討中の方は、着工前に最新の消化率をご確認ください。

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年8月25日時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。なお、交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きで、交付申請の予約は任意です(行う場合も、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降の手続きになります)。

工事の時期はいつがよいですか

窓の工事は室内側が中心のため、天候に左右されにくい工事です。ただし冬に入ると相談が増えます。製品の選定と補助金の条件確認には時間がかかるため、秋のうちに現地調査だけ済ませておくと、時期と範囲を落ち着いて選べます。交付申請の受付は遅くとも2026年12月31日までですが、予算上限に達した時点で終了します。公式サイトには予算に対する申請額の割合が毎日更新で掲載されているので、検討中の方はその数字を見ておくと判断しやすくなります。ただし、窓の仕様と範囲が固まっていなければ申請の準備自体が進まないため、慌てて工事内容を決める必要はありません。

住み続けるなら、窓から手を入れるほうが速い

建て替えや大規模リフォームは、間取りや設備までまとめて新しくできます。ただ、費用も工期も大きくなり、仮住まいが必要になることもあります。住み続けながら寒さだけを解決したいのであれば、窓から手を入れるほうが手数も費用も小さく済みます。まどまも本舗では、まず窓の範囲でどこまで変わるかをお伝えしたうえで、それでも足りない場合に範囲を広げるという順番でご提案しています。

築40年の住まいについて、よくいただくご質問は?

築40年でも断熱リフォームはできますか?
できます。内窓の設置は今ある窓の内側に取り付ける工法で、壁を壊しません。カバー工法なら古い枠を残したまま窓ごと新しくできます。

建物が古いと工事できないことはありますか?
既存窓の内側の木枠が傷んでいる場合など、下地の状態によっては先に処理が必要になります。現地調査で確認したうえでご説明します。

建て替えとどちらがよいですか?
目的と予算によります。住み続ける前提で寒さだけを解決したい場合は、窓から手を入れるほうが手数も費用も小さくなります。

増改築をしている家でも大丈夫ですか?
増改築の継ぎ目に空気の通り道が残っていることがあります。総合建設として建物の構造を確認したうえで、必要な処理を判断します。

工事はどのくらいかかりますか?
内窓は1窓あたり最短30分、カバー工法は数時間から1日、一部屋断熱は最短1日〜3日程度です。

相談の前に見ておくとよいことは?

窓のガラスが1枚か2枚か、サッシがスムーズに動くか。この2つを確認してください。あわせて、増築や大きな改修をした時期が分かると、現地調査で見る場所を絞り込めます。

築年数ではなく、今の状態から判断します

現地調査で窓の仕様、枠と下地の状態、増改築の継ぎ目まで確認し、優先順位を整理したお見積りをお出しします。

無料お見積り・お問い合わせ

お電話は 0986-72-1500(9:00-17:00)、LINEからのお見積りも受け付けています。

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