省エネ・節電

都城で夏に家が暑いのは盆地のせいですか?窓を見る3つの視点

都城で夏に家が暑いのは盆地のせいですか?窓を見る3つの視点

日中は外にいたほうがまだ涼しい。夕方になっても家の中の暑さが引かず、寝苦しい夜が続く。都城・曽於・霧島にお住まいの方から、この時期になると伺うお話です。

「盆地だから夏は特別に暑い」と思われがちな地域です。それでも同じ盆地の中で暑さのつらさが家によって違うのはなぜなのか、総合建設として地域の建物を見てきた立場から整理します。

作成者 米満 大晃(米満建設株式会社 代表取締役/屋号「まどまも本舗」) 会社情報

作成日 2026年9月12日 最終更新日 2026年9月12日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

都城で夏に家が暑いのは、盆地だからですか?

盆地かどうかと、家の中が暑いかどうかは別の問題です。住まいの暑さは、外の気温そのものよりも「外から入ってくる熱がどれだけ室内にとどまるか」で決まります。入り口が大きいままだと、冷房を強くしても涼しさが続きません。

都城・曽於・霧島の夏に関するよくある前提と、実際の住まいで起きていることを対比して示す図 図1 よく言われることと、現場で伺うこと よく言われること 現場で伺うこと 盆地だから夏は特に暑い 我慢すれば電気代は増えない 古い家だから仕方ない 窓は関係ないと思われがち 夕方以降も暑さが引かない 西向きの部屋がとくにつらい 暑さは窓の仕様でも変わる 地形と窓、両方見て初めて分かる 右側は、都城・曽於・霧島でいただくご相談に多い内容です。 出典:まどまも本舗 サイト掲載内容(2026年8月21日確認)

冷房を強くしても、涼しさが続かない理由

都城・曽於・霧島は周囲を山に囲まれた地形にあり、日中に受けた熱が外へ逃げにくいとよく言われます。ただ、家の中でどれだけ暑さが続くかは、地形だけで決まるわけではありません。日中に窓から入った熱が室内の壁や床にたまり、外の気温が下がり始める夕方以降になってもじわじわと放出され続けることで、家の中はなかなか涼しくならないという状態が起きます。ここで起きているのは冷房能力の不足ではなく、熱を取り込む面が室内にあり続けているという状態です。

「盆地だから仕方ない」で止まってしまう

地形は変えられないため、夏の暑さは住まいの宿命として受け入れられがちです。ただ、実際に暑さのつらさを左右しているのは地形そのものというより、その家に今ついている窓の仕様と、日射をどう受け止めているかです。まどまも本舗が現地調査でまず確認するのも、窓の寸法だけではありません。窓の向き、日射の当たり方、壁の厚みまで見たうえで、家全体のどこが弱点なのかを特定しています。

出典:まどまも本舗 相談から完工までの流れ(現地調査で確認する項目・2026年8月21日確認)

家のどこから、外の熱は入ってくるのですか?

窓や玄関ドアといった開口部は、壁や床に比べて熱を通しやすい部分です。国が2026年度も窓の断熱改修に絞った補助制度を続けているのは、ここに手を入れる効果が大きいと位置づけられているためです。

暑いのは空気ではなく、面である

窓のそばに立つと暑く感じるのは、日射が直接当たっているからだけではありません。日射で温められたガラス面そのものが、室内側へ熱を伝え続けます。カーテンを閉めても暑さが残るのは、カーテンの内側で温められた空気がそのまま部屋にこもっているためです。この熱の伝わりを抑えるには、温まった面を一枚隔てるという考え方が要ります。

見えなくなる場所にこそ、熱の入り口がある

総合建設として新築や大規模改修を手がけてきた経験から申し上げると、熱の入り口は窓だけではありません。屋根裏や壁の中にも、構造上熱がこもりやすい経路が残っていることがあります。まどまも本舗が一部屋断熱で下地処理から入るのは、断熱材を入れるだけでは本来の性能が出ないと考えているからです。家全体の強度や通気とのバランスを見ながら進められるのは、窓専門の業者にはない総合建設ならではの判断です。

出典:まどまも本舗 創業75年、総合建設で培った「技術力」(2026年8月21日確認)

まず、どこから手をつければよいのですか?

困っている場所が決まっているなら、その部屋の窓から始めるのが最短です。内窓の設置は今ある窓枠の内側に取り付けるため、壁を壊す工事になりません。1窓あたり最短30分、大きく複雑な窓でも1時間程度で完了します。

内窓設置・カバー工法・一部屋断熱それぞれの工事時間の目安を比較する図 図2 工事にかかる時間の目安 内窓(二重窓)設置 1窓 30分〜1時間 カバー工法・窓交換 数時間〜1日 一部屋断熱 最短1日〜3日 住みながら進められる範囲かどうかは、この時間の感覚で判断できます。 窓の大きさ・数・部屋の状況により変わります。 出典:まどまも本舗 各サービスページの記載(2026年8月21日確認)

全部やろうとすると、動けなくなる

家じゅうの窓をまとめて考え始めると、金額が大きくなって判断が止まります。もし「西向きの寝室が特に暑い」が一番の困りごとなら、寝室の窓から。もし「日中、リビングに熱がこもる」なら、リビングの窓から。生活のどこが一番つらいかで範囲を決めるほうが、実務としては前に進みます。

夏の住まいのセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください(6項目)

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個今の住まいで大きく困っている状態ではなさそうです。窓の仕様だけ確認しておくと、将来の判断が早くなります。
2〜3個特定の部屋に暑さが集中している可能性があります。その部屋の窓から検討すると範囲を絞れます。
4個以上窓からの日射熱が住まい全体にこもっている可能性があります。現地調査で窓の仕様を確認することをおすすめします。

出典:チェック項目は、まどまも本舗にお寄せいただくご相談内容と現地調査で確認している項目をもとに作成しています(2026年8月21日確認)。

費用の負担を抑える方法はありますか?

窓の断熱改修には、国の補助制度が使えます。2026年度は「先進的窓リノベ2026事業」が実施されており、住宅1戸あたり100万円を上限に、製品の性能と大きさに応じた定額が補助されます。

項目 内容 確認先
制度名断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付期間申請受付開始〜遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)公式サイト(申請手続きの詳細)
交付申請の時期工事の完了・引渡し後同上
交付申請の予約任意。行う場合の時期は「対象製品(製品型番)が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで同上
申請方法事務局に登録された事業者を通じて申請(工事発注者は自ら申請できない)同上
対象外になる工事先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算第2号)・2024事業・2025事業で補助を受けた開口部公式サイト(事業概要)

公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合が毎日更新で掲載されています。2026年9月4日0時時点で21%でした(事業全体の予算は1,125億円)。予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。検討中の方は、着工前に最新の消化率をご確認ください。

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月4日時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。なお、交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きで、交付申請の予約は任意です(行う場合も、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降の手続きになります)。

申請の手続きは、工事を頼む会社が窓口になる

この制度は、事務局に登録された事業者を通じて申請する仕組みです。ご自身で申請書を作る必要はありません。まどまも本舗でも、申請手続きの代行から完了報告までを担当しています。ただし、対象になる製品や工事の要件は年度ごとに変わります。着工前に必ず最新の公募要領をご確認ください。

相談すると、どんな順番で進みますか?

お問い合わせのあと、現地調査、プラン作成と補助金の適合確認、お見積りという順に進みます。ご契約後は申請手続きの代行、工事、自社検査と立ち会い検査、完了報告まで同じ窓口で対応します。

お問い合わせから現地調査、プラン作成と見積り、工事、完了報告までの流れを4段階で示す図 図3 ご相談から完工までの進み方 STEP 1 ご相談 困っている場所 を伺います STEP 2 現地調査 窓・日射の 入り方を確認 STEP 3 プランと見積り 補助金の適合も 同時に確認 STEP 4 工事・完了報告 自社検査と 立ち会い検査 窓口が一つなので、工事と補助金の手続きが別々に進むことはありません。 出典:まどまも本舗 相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)

その場で決めなくてよい

現地調査は、住まいの弱点を確認するための工程です。どこを直すと何が変わるのか、どこを削ると効果が薄れるのかを説明したうえで、ご予算に合わせた優先順位をご提案しています。判断の材料が揃っていない段階で決めていただく必要はありません。

都城の夏の暑さについて、よくいただくご質問は?

都城が盆地だから夏は暑いと言われますが、本当でしょうか?
盆地特有の蒸し暑さはよく言われることですが、当社が現場でご相談を伺う中でわかるのは、暑さのつらさは地形だけでなく、家ごとの窓の仕様によっても大きく変わるということです。地形は変えられませんが、窓は選び直せます。

家の間取りや窓の向きによって、暑さの感じ方は変わりますか?
窓の向きや大きさによって、日射を受ける時間や量は住宅ごとに異なります。同じ都城・曽於・霧島エリアの住宅でも、西向きの窓が多い家と少ない家では、暑さの感じ方に差が出ることがあります。現地調査で窓の配置を確認したうえで、その住宅に合った進め方をご提案します。

梅雨が明けてから本格的に暑くなるまでに、工事は間に合いますか?
内窓の設置は今ある窓枠の内側に取り付ける工事のため、天候に左右されにくく進められます。ただし採寸から取付までには一定の期間がかかるため、早めのご相談をおすすめしています。

家全体ではなく、特に暑い部屋だけ先に対策することはできますか?
できます。まどまも本舗では、リビングや寝室など長く過ごす場所に絞る「一部屋断熱」もお受けしています。家じゅうを一度に工事する必要はなく、一番つらい部屋から順に手を入れる進め方です。

相談したら、その場で契約を勧められませんか?
まどまも本舗は現地調査で住まいの弱点を確認したうえで、ご予算に合わせて優先順位を整理したお見積りをお出しする進め方をとっています。ご相談の段階でお決めいただく必要はありません。

夏が本格化する前に、何を確かめておけばよいですか?

確かめておきたいのは、ご自宅のどの部屋が一番暑くなるかという一点です。その部屋の窓が西向きか南向きか、ガラスが1枚か2枚かを見ておくと、相談の話が早く進みます。

特に暑い部屋がどこか決まっているなら、そこから相談できます

現地調査で住まいの弱点を確認し、優先順位を整理したお見積りをお出しします。ご相談の段階で工事をお決めいただく必要はありません。

無料お見積り・お問い合わせ

お電話は 0986-72-1500(9:00-17:00)、LINEからのお見積りも受け付けています。

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