省エネ・節電 一部屋断熱

夏に涼しい部屋は1部屋から作れる?一部屋断熱を選ぶ3条件

夏に涼しい部屋は1部屋から作れる?一部屋断熱を選ぶ3条件

夏、家じゅうを涼しくしようとして見積りを取ったら、金額の大きさに手が止まってしまった。都城・曽於・霧島にお住まいの方から、この時期になるとよく伺うお話です。

本当に困っているのは、家全体ではなく「リビングだけ」「寝室だけ」ということも少なくありません。総合建設として地域の住まいを見てきた立場から、家じゅうを一度に考えなくても始められる範囲の決め方を整理します。

作成者 米満 大晃(米満建設株式会社 代表取締役/屋号「まどまも本舗」) 会社情報

作成日 2026年9月15日 最終更新日 2026年9月15日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

家じゅうを一度に断熱しようとすると、なぜ話が止まりますか?

夏の暑さ対策を考えるとき、つい「家全体をどうするか」から考えてしまいがちです。ただ、家全体で見積りを取ると金額も工事範囲も大きくなり、どこから手をつければよいか判断がつかなくなってしまいます。結果として、検討そのものが止まってしまうというご相談を多くいただきます。

家全体を一度に断熱しようとした場合と、つらい部屋1つに絞って考えた場合の違いを対比して示す図 図1 家全体で考えたときと、1部屋で考えたとき 家全体で考えると 1部屋で考えると 対象が住まい全部になる 金額の見当がつきにくい 優先順位が絞れない 検討そのものが止まる 対象は困っている部屋だけ 金額のイメージがしやすい 先に着手できる 生活の変化を実感しやすい 右側が、まどまも本舗の「一部屋断熱」という考え方です。 出典:まどまも本舗 サイト掲載内容(2026年8月21日確認)

一部屋断熱とは、どういう工事か

一部屋断熱は、リビングや寝室など、家族が長く過ごす場所だけを集中して断熱するプランです。家じゅうの窓や壁をまとめて工事するのではなく、生活の中で一番つらい部屋を先に選んで、そこだけ範囲を決めて手を入れます。「家全体をどうするか」を決めきれないまま検討が止まっている方にとっては、先に動き出せる現実的な選択肢になります。

出典:まどまも本舗 一部屋断熱(サービス内容の記載・2026年8月21日確認)

一部屋断熱は、どのくらいの期間でできますか?

家全体をまるごと断熱する工事は、範囲が広い分だけ日数もかかります。一方、一部屋断熱は対象を1部屋に絞るため、お部屋の広さや工事内容にもよりますが、最短1日〜3日程度で完了します。住みながら進められる範囲の工事です。

内窓設置・カバー工法・一部屋断熱それぞれの工事時間の目安を比較する図 図2 工事にかかる時間の目安 内窓(二重窓)設置 1窓 最短30分〜1時間 カバー工法・窓交換 数時間〜1日 一部屋断熱 最短1日〜3日 つらい部屋を1つ選ぶだけなら、この時間の感覚で始められます。 窓の大きさ・数・部屋の状況により変わります。 出典:まどまも本舗 各サービスページの記載(2026年8月21日確認)

総合建設だから見える、部屋ごとの弱点

総合建設として新築や大規模改修を手がけてきた経験から申し上げると、同じ「暑い部屋」でも、原因は部屋によって違います。窓の面積や向きが影響していることもあれば、壁や床下の断熱材が本来の性能を出せていないこともあります。まどまも本舗が現地調査で窓の寸法だけでなく、壁の厚みや床下・天井裏の状態まで確認するのは、部屋ごとに「熱の逃げ道」が違うことを踏まえたうえで、その部屋に合った範囲を決めるためです。

夏の一部屋断熱セルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください(6項目)

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個今すぐ範囲を絞り込む必要はなさそうです。家の中でどの部屋が一番つらいかだけ、意識しておくとよいでしょう。
2〜3個対象を絞れる可能性があります。家全体ではなく、つらい部屋から検討する一部屋断熱が選択肢になります。
4個以上範囲を決めかねている状態かもしれません。現地調査で部屋ごとの状況を確認し、優先順位を整理することをおすすめします。

出典:チェック項目は、まどまも本舗にお寄せいただくご相談内容をもとに作成しています(2026年8月21日確認)。

費用の負担を抑える方法はありますか?

窓の断熱改修には、国の補助制度が使えます。2026年度は「先進的窓リノベ2026事業」が実施されており、住宅1戸あたり100万円を上限に、製品の性能と大きさに応じた定額が補助されます。一部屋断熱でも、対象になる窓の工事が含まれていれば申請できます。

項目 内容 確認先
制度名断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付期間申請受付開始〜遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)公式サイト(申請手続きの詳細)
交付申請の時期工事の完了・引渡し後同上
交付申請の予約任意。行う場合の時期は「対象製品(製品型番)が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで同上
申請方法事務局に登録された事業者を通じて申請(工事発注者は自ら申請できない)同上
対象外になる工事先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算第2号)・2024事業・2025事業で補助を受けた開口部公式サイト(事業概要)

公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合が毎日更新で掲載されています。2026年9月4日0時時点で21%でした(事業全体の予算は1,125億円)。予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。検討中の方は、着工前に最新の消化率をご確認ください。

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月4日時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。なお、交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きで、交付申請の予約は任意です(行う場合も、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降の手続きになります)。

申請の窓口は、工事を頼む会社がまとめて担当する

この制度は、事務局に登録された事業者を通じて申請する仕組みで、ご自身で申請書を作成する必要はありません。まどまも本舗でも、申請手続きの代行から完了報告までを同じ窓口で担当しています。ただし、対象になる製品や工事の要件は年度ごとに変わるため、着工前に必ず最新の公募要領をご確認ください。

相談すると、どんな順番で進みますか?

お問い合わせのあと、現地調査、プラン作成と補助金の適合確認、お見積りという順に進みます。ご契約後は申請手続きの代行、工事、自社検査と立ち会い検査、完了報告まで同じ窓口で対応します。

お問い合わせから現地調査、プラン作成と見積り、工事、完了報告までの流れを4段階で示す図 図3 ご相談から一部屋断熱の完了までの流れ STEP 1 ご相談 一番つらい部屋 を伺います STEP 2 現地調査 窓・壁・床下を その部屋だけ確認 STEP 3 プランと見積り 補助金の適合も 同時に確認 STEP 4 工事・完了報告 最短1日〜3日で 完了・立ち会い検査 窓口が一つなので、工事と補助金の手続きが別々に進むことはありません。 出典:まどまも本舗 相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)

その場で全体を決めなくてよい

現地調査は、まず対象の部屋の状態を確認するための工程です。そこで家全体の状況も見えてくることはありますが、その日のうちに家全体の工事を決めていただく必要はありません。どこを直すと何が変わるのか、どこを削ると効果が薄れるのかを説明したうえで、ご予算に合わせた優先順位をご提案しています。

出典:まどまも本舗 相談から完工までの流れ(ご提案・お見積りの方針・2026年8月21日確認)/工事時間は各サービスページの記載(2026年8月21日確認)。

一部屋断熱について、よくいただくご質問は?

一部屋断熱は、どの部屋から選べばいいですか?
家じゅうの中でも、一番過ごす時間が長く、一番つらい部屋から選ぶのが基本です。多くの場合はリビングか寝室になります。まどまも本舗では現地調査でご家族の生活パターンを伺ったうえで、優先順位をご一緒に整理しています。

一部屋断熱と、内窓だけの工事はどう違いますか?
内窓は窓だけを対象にした工事です。一部屋断熱は窓に加えて、壁や床下・天井裏の熱の逃げ道まで含めてその部屋ごと整える工事で、最短1日〜3日程度かかります。窓だけで足りるかどうかは、現地調査で見極めます。

先に1部屋だけ工事して、あとから範囲を広げることはできますか?
できます。まずは一番つらい部屋から始めて、様子を見ながら他の部屋に広げていく進め方も可能です。最初から家全体の範囲を決めていただく必要はありません。

一部屋断熱は夏だけでなく、冬にも意味がありますか?
窓や壁の断熱改修は、季節を問わず使える工事です。夏は外の熱の入りを、冬は室内の熱の逃げを、それぞれやわらげる方向に働く仕組みです。ただし体感の程度は住宅の条件により異なるため、現地調査でご確認いただく形になります。

一部屋断熱でも補助金は使えますか?
使えます。国の「先進的窓リノベ2026事業」は部屋の用途で対象を決める制度ではなく、窓の改修が対象になります。ただし1申請あたりの合計補助額が5万円以上という条件があるため、金額は現地調査のうえでご確認します。

夏が本格化する前に、何を確かめておけばよいですか?

確かめておきたいのは、家の中で一番つらい部屋がどこかという一点です。その部屋の窓が南向きか西向きか、ガラスが1枚か2枚かを見ておくと、相談の話が早く進みます。

一番つらい1部屋が決まっているなら、そこから相談できます

現地調査でその部屋の窓・壁・床下の状況を確認し、範囲と優先順位を整理したお見積りをお出しします。ご相談の段階で家全体の工事をお決めいただく必要はありません。

無料お見積り・お問い合わせ

お電話は 0986-72-1500(9:00-17:00)、LINEからのお見積りも受け付けています。

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