省エネ・節電

鹿児島の家が夏に暑いのは気候のせい?暑さが分かれる4条件

鹿児島の家が夏に暑いのは気候のせい?暑さが分かれる4条件

鹿児島は温暖な土地だと言われます。それでも、夏の夕方に家へ帰ると空気がこもっている、夜になってもエアコンを止めると数分でまた暑くなる、という話は毎年伺います。

同じ鹿児島県内、同じ曽於・霧島・都城のエリアでも、夏の暑さがつらい家とそうでない家があります。総合建設として地域の建物を見てきた立場から、その差がどこから来るのかを整理します。

作成者 米満 大晃(米満建設株式会社 代表取締役/屋号「まどまも本舗」) 会社情報

作成日 2026年9月16日 最終更新日 2026年9月16日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

鹿児島の家が夏に暑いのは、気候のせいですか?

気候は条件の一つですが、それだけでは家ごとの差を説明できません。同じ地域で同じ外の暑さにさらされていても、室内の暑さの感じ方は住まいによって違います。

鹿児島県内で共通する夏の条件と、家ごとに異なる条件を対比して示す図 図1 同じ気候でも差が出る理由 地域で共通する条件 家ごとに違う条件 外の気温 日射の量 風の通り方 周辺の建て込み具合 窓のガラスとサッシ 庇や軒の出 増改築の継ぎ目 床下・天井裏の熱のこもり方 暑さの差を生んでいるのは右側です。ここは工事で変えられます。 出典:まどまも本舗 現地調査での確認内容(2026年8月21日確認)

窓の仕様は、築年数だけでは決まらない

築年数が近い家でも、窓の仕様は一軒ずつ違います。ガラスが1枚か2枚か、サッシがアルミか樹脂か。同じ年代に建った家でも、途中でサッシを替えているかどうかで変わります。まどまも本舗が図面ではなく現物で確認しているのは、この差を見るためです。

増改築の継ぎ目は、見えないところに残る

増築や改修を重ねた家では、継ぎ目の部分に外の熱気が入り込む通り道が残っていることがあります。壁の中や床下、天井裏は完成後には見えないため、住んでいる方が気づくことはほとんどありません。総合建設として新築から大規模改修まで手がけてきた経験があると、こうした場所を先に疑えます。

出典:まどまも本舗 創業75年、総合建設で培った「技術力」/相談から完工までの流れ(2026年8月21日確認)

我が家は、夏の暑さで困っているタイプですか?

見分ける手がかりは、暑さが出る場所と、暑さが引くまでの時間です。家じゅうがそうなのか一部の部屋だけなのか、エアコンを止めてすぐ戻るのかしばらく保つのかで、見るべき場所が変わります。

夏の暑さのセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてください(6項目)

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個住まいとして大きな偏りは出ていないようです。窓の仕様だけ確認しておくと、次に検討するときの判断が早くなります。
2〜3個家の中で暑さの出方に差がある可能性があります。差が出ている部屋の窓から確認すると、範囲を絞って考えられます。
4個以上窓だけでなく増改築の継ぎ目や床下・天井裏にも、熱がこもる場所がある可能性があります。現地調査で家全体を確認することをおすすめします。

出典:チェック項目は、まどまも本舗にお寄せいただくご相談内容をもとに作成しています(2026年8月21日確認)。

工事はどこから始めるとよいですか?

家全体を一度に考え始めると、金額も工期も大きくなって判断が止まります。まずは一番つらい部屋の窓からで構いません。内窓の設置は今ある窓の内側に取り付けるため壁を壊さず、1窓あたり最短30分、大きく複雑な窓でも1時間程度で終わります。

内窓設置・カバー工法・一部屋断熱それぞれの工事時間の目安を比較する図 図2 工事にかかる時間の目安 内窓(二重窓)設置 1窓 30分〜1時間 カバー工法・窓交換 数時間〜1日 一部屋断熱 最短1日〜3日 一部屋からでも、この時間の感覚で進められます。 窓の大きさ・数・部屋の状況により変わります。 出典:まどまも本舗 各サービスページの記載(2026年8月21日確認) 部屋ごとの暑さを比べ、窓の仕様を確認し、増改築や床下・天井裏を確認したうえで現地調査に進む流れを示す図 図3 我が家の暑さを見分ける順番 STEP 1 部屋を比べる 一番つらい部屋 を1つ決める STEP 2 窓を確認 ガラスが1枚か 2枚か STEP 3 継ぎ目を確認 増改築した 部分の有無 STEP 4 現地調査 床下・天井裏 まで総合判断 4つの条件を順に見ていくと、家のどこに手をつけるべきかが絞れます。 出典:まどまも本舗 現地調査での確認内容(2026年8月21日確認)

総合建設だから見える、家全体の弱点

総合建設として新築や大規模改修を手がけてきた経験から申し上げると、夏の暑さは窓だけで決まるわけではありません。断熱材を入れるだけでは本来の性能が出ないことがあり、家全体の強度や通気とのバランス、床下・天井裏の「熱の逃げ道」まで見る必要があります。まどまも本舗が現地調査で窓の寸法だけでなく、壁の厚みや下地の状況まで確認するのは、見えない部分にこそ暑さの原因が隠れていることがあるからです。

費用の負担を抑える方法はありますか?

窓の断熱改修には、国の補助制度が使えます。2026年度は「先進的窓リノベ2026事業」が実施されており、住宅1戸あたり100万円を上限に、製品の性能と大きさに応じた定額が補助されます。

項目 内容 確認先
制度名断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたりの合計補助額5万円以上同上
交付申請の受付期間申請受付開始〜遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)公式サイト(申請手続きの詳細)
交付申請の時期工事の完了・引渡し後同上
交付申請の予約任意。行う場合の時期は「対象製品(製品型番)が決定し、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降」。予約の受付は遅くとも2026年11月16日まで同上
申請方法事務局に登録された事業者を通じて申請(工事発注者は自ら申請できない)同上
対象外になる工事先進的窓リノベ事業(令和4年度補正予算第2号)・2024事業・2025事業で補助を受けた開口部公式サイト(事業概要)

公式サイトには、予算に対する補助金申請額の割合が毎日更新で掲載されています。2026年9月4日0時時点で21%でした(事業全体の予算は1,125億円)。予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。検討中の方は、着工前に最新の消化率をご確認ください。

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月4日時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。なお、交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きで、交付申請の予約は任意です(行う場合も、契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降の手続きになります)。

申請の手続きは、工事を頼む会社が窓口になる

この制度は、事務局に登録された事業者を通じて申請する仕組みです。ご自身で申請書を作る必要はありません。まどまも本舗でも、申請手続きの代行から完了報告までを担当しています。ただし、対象になる製品や工事の要件は年度ごとに変わります。着工前に必ず最新の公募要領をご確認ください。

相談すると、どんな順番で進みますか?

お問い合わせのあと、現地調査、プラン作成と補助金の適合確認、お見積りという順に進みます。ご契約後は申請手続きの代行、工事、自社検査と立ち会い検査、完了報告まで同じ窓口で対応します。窓口が一つなので、工事と補助金の手続きが別々に進むことはありません。

その場で決めなくてよい

現地調査は、住まいの弱点を確認するための工程です。どこを直すと何が変わるのか、どこを削ると効果が薄れるのかを説明したうえで、ご予算に合わせた優先順位をご提案しています。判断の材料が揃っていない段階で決めていただく必要はありません。

鹿児島の夏の暑さについて、よくいただくご質問は?

鹿児島県内なら、どの家でも同じくらい夏は暑いのでしょうか?
同じ地域でも、家によって暑さの感じ方は違います。窓の仕様や増改築の有無、床下・天井裏の状態など、住まいごとの条件が影響しているためです。まどまも本舗では現地調査で、こうした条件を一つずつ確認しています。

対応してもらえるのは曽於市・霧島市だけですか?
まどまも本舗は曽於市財部町に事務所があり、曽於市・霧島市を中心に、都城市を含む鹿児島・宮崎両県でご相談をお受けしています。まずはお住まいの地域が対応範囲かどうかからご確認ください。

増改築を繰り返した古い家でも、原因を調べてもらえますか?
できます。増改築の継ぎ目は完成後には見えなくなるため、住んでいる方が気づくことはほとんどありません。総合建設として新築から改修まで手がけてきた立場から、こうした見えない部分まで含めて現地調査で確認します。

現地調査では、具体的にどこを見てもらえますか?
窓の寸法だけでなく、壁の厚みや隙間風の通り道、下地の劣化状況まで確認します。図面だけでは分からない建物の歪みや、隠れた隙間もあわせて見ています。

相談したら、その場で工事を勧められませんか?
まどまも本舗は現地調査で住まいの状態を確認したうえで、ご予算に合わせて優先順位を整理したお見積りをお出しする進め方をとっています。ご相談の段階でお決めいただく必要はありません。

夏が本格化する前に、何を確かめておけばよいですか?

確かめておきたいのは、家の中で一番つらい部屋がどこかという一点です。その部屋の窓が南向きか西向きか、ガラスが1枚か2枚か、増改築で継ぎ足した部分かどうかを見ておくと、相談の話が早く進みます。

一番つらい部屋がどこか決まっているなら、そこから相談できます

現地調査で住まいの弱点を確認し、優先順位を整理したお見積りをお出しします。ご相談の段階で工事をお決めいただく必要はありません。

無料お見積り・お問い合わせ

お電話は 0986-72-1500(9:00-17:00)、LINEからのお見積りも受け付けています。

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